読んだ本・SF、ファンタジー

2013年1月23日 (水)

◇ソラリスの陽のもとに

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(私が買ったのはこの表紙でした。これはこれで本のイメージに合うような気がします)

わりと難解、というか簡単に読み流せないお話でした。文体が難しく見せているのかもしれないし、思考する海(のようなもの)のイメージがなかなか掴めなかった感じです。

しかし読み終わってみると、しばらく余韻にひたってぼーっとしてしまいました。
もう少ししてから再読してみたいです。

映画化も2度されているそうですし、また読んでみたいと思えるこの本は確かに名作なんだと思います。

ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)
スタニスワフ・レム 飯田 規和

4150102376
早川書房 1977-04
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2013年1月18日 (金)

◇コンビニたそがれ堂 空の童話

コンビニたそがれ堂シリーズ4冊目。

今回は「空の童話」という本をからめた4つのお話。

・・・本がテーマのお話なんて、ずるい。
ただでさえ、たそがれ堂という不思議なコンビニが気に入って毎回楽しみに読んでるのに、本とか本屋さんが出てきたらますます気に入ってしまうじゃないですか!

と、いつものようにあとがきを先に読んだ私は思ったのでした。


もちろんどれもよかったですよ。素敵な本屋さんや風早を愛する人達(宇宙人も…)が素敵でいつまでも読んでいたくなる本でした。

コンビニたそがれ堂 空の童話 (ポプラ文庫ピュアフル)
村山 早紀
4591132072

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2012年11月30日 (金)

■闇の左手

設定はSF、舞台はファンタジーなお話でした。
どちらも好きなのでよかった。
地味な感じの話ですが、いつまでもじーんと印象に残ります。


この表紙がイメージぴったりで素敵です。
闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))


だけど借りた本はこの表紙・・・。これはこれでSFっぽくていいんですが。
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ハイン人の世界をもう少し読んでみたくなりました。


闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))
アーシュラ・K・ル・グィン Ursula K. Le Guin
415010252X

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2012年11月28日 (水)

■モモ

超有名で、子ども向けのおすすめ本の特集があると必ず入っている本。
それなのに、というかそれだから今まで未読だったのですが。

『自由の牢獄』がミヒャエル・エンデの初読み作品でした。
この本を読んでしまったら、やっぱりエンデの他の代表作…『モモ』や『はてしない物語』も読んでみなければなぁーという気持ちになりました。


で、ようやく『モモ』です。
簡単なあらすじはもう何回も目にしているから、どうやって「時間どろぼう」に立ち向かうのかが気になっていましたが、読み始めるとモモの不思議さに引き込まれていきました。

一方で、時間どろぼう達の言うことは大人になってみると、普通のことのように聞こえるところが、ちょっと恐ろしさを感じたのでした。


多くの人が名作という本は、一度は読んでみるものかもしれない…。と、ようやく思うようになりました。


モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
4001141272

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2012年9月28日 (金)

■あなたの人生の物語

最近、読書メーターにひとこと感想や印象をメモするだけで気がすんでしまうのでもしかしてブログいらないかも…と思い始めていたけれど、あまりにも一言メモすぎて本の内容が思い出せなくなりそうなので読んでよかったとおもった図書館本くらいはここに書いておきたいなーと初心を思い出して今月借りた本の感想を連投しています。
気が付けばSFばかりですが。

で、『あなたの人生の物語』です。
8つのお話がはいった短編集。
それぞれの世界を理論的にちゃんと理解しているかと聞かれたらたぶん私は解っていないような気がするのだけれど、それでもがんばって読んでいきたくなる本でした。

「バビロンの塔」「理解」「あなたの人生の物語」がよかったです。
あと「地獄とは神の不在なり」もよく考えてみたら天使ってそういうものかもしれないと思わされるお話でした。

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)
テッド・チャン 浅倉 久志・他
4150114587

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■旅のラゴス

予想以上によかった。
筒井康隆さんの本は、たぶん「時をかける少女」くらいしか読んでないのではないかと思う。すごく売れてそうな作家さんの本は読む気になりにくい私なので。

ファンタジーのようなSFのようなお話。
旅する人のお話が好きなのかもしれない。


旅のラゴス (新潮文庫)
筒井 康隆
4101171319

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■光車よ、まわれ!

これもいつかは読みたいなーと思いながらずっと後回しにしていた本。
「エンダーのゲーム」も「光車よ、まわれ!」もSF&ファンタジー・ガイドで知った本でした。これでこの本のなかで気になっていた本はほとんど読了できたと思います。

読めてよかった。

子どもの頃読んだらいつまでも印象に残るようなお話。
挿絵が怖いから子どもの頃読んだらそれが記憶に残りそう。でも、読了後これはこの挿絵だからいいのだろうと思いなおしたのでした。


光車よ、まわれ! (fukkan.com)
天沢 退二郎
4835441303

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■エンダーのゲーム

読みたい!いつかは読もう!と思ってたお話。

実は、読むならこちらじゃなくて、短編集「無伴奏ソナタ」の中の短編のほうにしたかったのだけれど、入手しにくそうだし、図書館にもなくて保留になってました。
短編のほうが話がすっきりしているのではないかと思ってしまうのです。あの「アルジャーノンに花束」も短編(というより中編…)のほうしか読んでないので余計そう思うかもしれないのですが。

で、なんだかんだでやっと読みました。
今まで何度もあらすじを目にしていたけれど、それでもとても面白く読めました。
でもでも…やっぱり短編のほうを読むだけでもいいのかも、とちょっとだけ思ったのでした。

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))
オースン・スコット・カード 野口 幸夫 Orson Scott Card
4150107467

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2012年2月22日 (水)

■NO.6

あさのあつこさん初読みです。
昨年完結した「NO.6」

内容紹介をみるとSFっぽいから気になっていて、いつか読みたいなーと思ってました。


 2013年の理想都市「NO.6」。
 エリート居住区にすむ紫苑(シオン)は12歳の誕生日の夜、
 特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミと出会う。


あらら、2013年って来年だよ・・・。
と、いうわけで近未来小説で読むことができる今年中に読めればいいなと借りてみました。

1か月1冊ペースでゆっくり読んでもいいかなー。

なんて思ってたんですが、全9冊、ほぼ一気読みしてしまいました。
一気に読んだほうがおもしろいと思います。

内容は中、高校生向きかなぁ?SFっぽい冒険小説という感じ。
読みやすかったです。

紫苑とネズミ中心のお話。沙布はもうすこし別の結末になってほしかったなぁと思ったり。
紫苑の母親に一番感情移入してしまったお話でした。

NO.6〔ナンバーシックス〕#1 (YA!ENTERTAINMENT)
あさの あつこ 影山 徹
4062120658


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2012年2月 7日 (火)

■黄金の王 白銀の王

ファンタジーなんだけど、重厚なお話。もっと無駄に長くなりそうなところを一冊にうまくおさまってて満足感いっぱいの一冊。

しかし、人名が難しすぎて読めない…。すごく気になる。本文全部にふりがなふってほしい(涙)
と、思ってました。そしたら先月出た文庫版をパラパラ見てみたらちゃんとついてるじゃないですか!やはりそうでないと読みにくいです。

黄金の王 白銀の王
沢村 凜
4344013980


おすすめは文庫版。表紙も素敵。

黄金の王 白銀の王 (角川文庫)
沢村 凜
4041000106

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